最近よく耳にする「ウェアラブルスピーカー」って、一体どんなものかご存知ですか?「名前は聞いたことあるけど、イヤホンやヘッドホンと何が違うの?」なんて思っている方も多いかもしれませんね。この記事では、そんなあなたのために、今さら聞けないウェアラブルスピーカーの基本から、その魅力、選び方、そして「こんな使い方があったんだ!」と思わず膝を打つような活用術まで、特定の商品は一切紹介せず、とことん深掘りして解説していきます!
この記事を読み終える頃には、あなたもきっとウェアラブルスピーカーの虜になっているはず。さあ、あなただけの新しい「音」体験の扉を開けてみましょう!
ウェアラブルスピーカーって何?イヤホン・ヘッドホンとの根本的な違い
まずは基本の「き」から。ウェアラブルスピーカーとは、その名の通り「身につける(wearable)」スピーカーのことです。一般的には、首にかけたり、肩に乗せたりして使います。イヤホンやヘッドホンが耳を直接塞いだり覆ったりして音を聴くのに対し、ウェアラブルスピーカーは耳を塞がずに、自分の周りにパーソナルな音の空間を作り出すのが最大の特徴です。
「え、スピーカーってことは音漏れするんじゃないの?」と心配になるかもしれませんね。そこがこのアイテムの面白いところで、多くの製品は「指向性」という技術が使われています。これは、音を特定の方向、つまりユーザーの耳元に集中して届ける技術のこと。これにより、自分にはしっかり音が聞こえるのに、周りの人には驚くほど音が聞こえにくい、という不思議な体験が可能になるんです。
この「耳を塞がない」という一点が、イヤホンやヘッドホンとの決定的な違いであり、ウェアラブルスピーカーならではの数多くのメリットを生み出しています。音楽を聴きながらでも、周りの家族の声やインターホンの音、近づいてくる車の音などが自然に耳に入ってくる。これは、従来のオーディオ機器では得られなかった、新しい「ながら聴き」のスタイルと言えるでしょう。
【徹底解剖】ウェアラブルスピーカーの5つの魅力
では、具体的にウェアラブルスピーカーにはどんな魅力があるのでしょうか?ここでは、その魅力を5つのポイントに絞って、詳しく解説していきます。
魅力1:耳を塞がない開放感!「ながら聴き」の決定版
何と言っても一番の魅力は、耳を塞がないことによる圧倒的な開放感です。イヤホンを長時間つけていると耳が痛くなったり、ヘッドホンで頭が蒸れたり、圧迫感を感じたりした経験はありませんか?ウェアラブルスピーカーなら、そんな悩みとは無縁です。
例えば、家事をしている時。キッチンで料理をしながらお気に入りの音楽を聴きたいけど、イヤホンだと火の音や換気扇の音、子どもが呼ぶ声が聞こえなくて不安…。そんな時でも、ウェアラブルスピーカーなら音楽を楽しみつつ、周囲の生活音もしっかりキャッチできます。洗濯機が洗い終わった音も、宅配便のチャイムも聞き逃しません。
また、屋外でのウォーキングやジョギングにもぴったり。周囲の音が聞こえるため、背後から近づいてくる自転車や自動車の気配を察知しやすく、安全性が高まります。イヤホンのように耳の穴に汗がたまる不快感もなく、風切り音も比較的気になりにくいので、より快適に運動に集中できるでしょう。
魅力2:まるで自分だけのBGM!パーソナルな音響空間
「スピーカー」と聞くと、部屋全体に音を響かせるイメージがあるかもしれません。しかし、ウェアラブルスピーカーは、自分を中心とした非常にパーソナルな範囲にだけ、クリアなサウンドを届けてくれます。まるで、自分だけを包み込む音のシャワーを浴びているような感覚です。
リビングで家族がテレビを見ている横で、自分は好きなアーティストのライブ映像の音声を、迫力あるサウンドで楽しむ。あるいは、静かなオフィスで、周りの同僚の集中を妨げることなく、小音量でBGMを流しながら仕事に打ち込む。そんな使い方も可能です。
音量を上げすぎなければ、隣にいる人にもほとんど聞こえないレベルの製品も多くあります。「自分だけの世界に没入したいけど、完全に孤立はしたくない」という、わがままな願いを叶えてくれるのが、ウェアラブルスピーカーの大きな魅力なのです。
魅力3:迫力のサウンド!映画やゲームで臨場感アップ
ウェアラブルスピーカーの魅力は、単に「ながら聴き」ができるだけではありません。特に映画鑑賞やゲームプレイにおいて、その真価を発揮します。
首元や肩に置かれたスピーカーから直接音が響いてくるため、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。アクション映画の爆発音や、ゲームのキャラクターの足音が、耳だけでなく、首筋や肩への振動とともに伝わってくるのです。これは、鼓膜だけで音を聴いているヘッドホンでは得られない、全身で音を感じる新しい体験です。
最近では、立体音響技術に対応したモデルも増えており、前後左右、さらには上下からも音が聞こえてくるような、驚くほどの没入感を得られます。深夜でも大音量を気にする必要がないため、時間を忘れてコンテンツの世界にどっぷりと浸ることができるでしょう。
魅力4:オンライン会議や通話も快適!ハンズフリー通話機能
多くのウェアラブルスピーカーには、マイクが内蔵されています。これにより、スマートフォンと接続してハンズフリー通話ができるのはもちろん、テレワークでのオンライン会議にも大活躍します。
ヘッドセットで長時間会議に参加すると、耳が疲れたり、自分の声がこもって聞こえて話しにくかったりしませんか?ウェアラブルスピーカーなら、耳は完全にフリーな状態。相手の声はスピーカーからクリアに聞こえ、自分の声も自然に発することができます。まるで相手と対面で話しているかのような感覚で、ストレスなくコミュニケーションが取れるのです。
家事をしながら、運転をしながら(運転中の使用は地域の条例等をご確認ください)の長電話もラクラク。両手が自由に使えるので、通話中にメモを取ったり、パソコンを操作したりするのも簡単です。
魅力5:ファッション性も?多様なデザインと形状
「身につける」というからには、見た目も気になりますよね。ウェアラブルスピーカーは、機能性だけでなく、デザイン性も進化しています。
首元にフィットするスタイリッシュなデザインのものや、落ち着いたファブリック素材でインテリアに馴染むようなもの、アクティブなシーンに映えるスポーティーなカラーリングのものなど、そのバリエーションは実に様々。自分のファッションやライフスタイルに合わせて、アクセサリー感覚で選ぶ楽しみもあります。
中には、メガネのフレームにスピーカーを内蔵した「オーディオグラス」と呼ばれるタイプも登場しており、よりスマートに音を持ち歩きたいというニーズにも応えています。「いかにもガジェット」という見た目が苦手な方でも、きっと気に入るデザインが見つかるはずです。
どれが自分に合う?ウェアラブルスピーカーの種類と特徴
ウェアラブルスピーカーと一口に言っても、その形状はいくつかあります。ここでは代表的なタイプを3つご紹介します。それぞれの特徴を知って、自分の使い方に合いそうなのはどれか、イメージしてみてください。
ネックバンド型(U字型)
最も一般的で、製品数も多いのがこのネックバンド型です。その名の通り、U字の形をしており、首の後ろからかけて、スピーカー部分が鎖骨のあたりにくるように装着します。首や肩にフィットするように設計されているため安定感が高く、歩いたり体を動かしたりしてもずれにくいのが特徴です。
重量やスピーカーの配置、操作ボタンの位置など、メーカーによって様々な工夫が凝らされています。長時間装着することが多い方や、安定した装着感を求める方、まずはお試してみたいという方におすすめの、いわば「王道」タイプと言えるでしょう。
ショルダーストラップ型(肩掛け型)
こちらは、ネックバンド型よりも少し大きめで、肩全体に乗せて使うタイプです。左右のスピーカーが離れているため、より広がりのあるステレオサウンドを感じやすいのが特徴です。映画鑑賞や音楽ライブの映像など、音の空間表現を重視するコンテンツとの相性が良いとされています。
装着感は、肩にふわりと乗せるような感覚。ネックバンド型のような首へのフィット感とはまた違った快適さがあります。自宅のリビングなどで、じっくりと音に浸りたいという方に向いているかもしれません。
メガネ型(オーディオグラス)
一見すると普通のメガネやサングラスですが、つる(テンプル)の部分に超小型のスピーカーが内蔵されているのがメガネ型、通称「オーディオグラス」です。何よりのメリットは、そのスマートさ。音楽を聴いていることが周りからほとんど分かりません。ファッション性を重視する方や、普段からメガネをかけている方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
つるから直接耳に音を届ける仕組みのため、音質や音量は他のタイプに比べると控えめな傾向がありますが、BGMをさりげなく楽しんだり、ナビ音声を聞いたりするには十分な性能を持つモデルが多いです。まさに「聴く」と「見る」を融合させた、未来的なデバイスと言えますね。
後悔しない!ウェアラブルスピーカー選びでチェックすべき9つのポイント
さて、ウェアラブルスピーカーの魅力や種類がわかってきたところで、いよいよ選び方のポイントです。ここでは「特定の商品」ではなく、「どんな点に注目して選べば良いか」という基準を9つに分けて、詳しく解説していきます。このポイントを押さえておけば、きっとあなたのライフスタイルにぴったりの一台を見つける手助けになるはずです。
ポイント1:音質は最重要!何を聴くかで選ぶ
やはりオーディオ機器である以上、音質は最もこだわりたいポイントですよね。ただし、「良い音」の基準は人それぞれ。そして、何を聴くかによっても、重視すべきポイントは変わってきます。
音楽鑑賞がメインなら
音楽を良い音で楽しみたいなら、対応コーデックをチェックしましょう。コーデックとは、Bluetoothで音声を伝送する際の圧縮方式のことで、音質や遅延に関わります。標準的な「SBC」の他に、iPhoneなどで使われる高音質な「AAC」、Androidスマートフォンで広く採用されている高音質な「aptX」、そしてハイレゾ相当の音質を伝送できる「LDAC」などがあります。自分の持っているスマートフォンや音楽プレイヤーがどのコーデックに対応しているかを確認し、それに合ったものを選ぶと、より高音質で音楽を楽しめます。
また、スピーカーユニットの大きさや配置も重要です。一般的にスピーカーユニットが大きい方が、豊かで迫力のある音が出やすいとされています。さらに、低音の響きを増強するための「パッシブラジエーター」という部品が搭載されているかも、重低音好きには見逃せないポイントです。
映画・ゲームがメインなら
映画やゲームで臨場感を求めるなら、バーチャルサラウンド機能の有無をチェックしましょう。これは、2つのスピーカーだけで、まるでたくさんのスピーカーに囲まれているかのような立体的な音場を作り出す技術です。背後から迫る敵の足音や、頭上を飛び去るヘリコプターの音などがリアルに感じられ、没入感が格段にアップします。
また、アクションゲームやリズムゲームをプレイするなら、映像と音のズレ(遅延)が少ない低遅延コーデックに対応しているかも重要です。「aptX LL (Low Latency)」などがその代表例です。さらに、音に合わせて本体が振動する機能があれば、爆発シーンなどの迫力が倍増し、よりエキサイティングな体験ができます。
通話・会議がメインなら
ハンズフリー通話やオンライン会議での使用が主目的であれば、マイク性能を最優先で考えましょう。自分の声をクリアに相手に届けるための「ノイズキャンセリング機能」や、周囲の雑音と自分の声を区別して拾う「エコーキャンセリング機能」などが搭載されていると、騒がしい場所でも快適に通話ができます。
また、会議中にさっと音を消したい時に便利なマイクミュート(消音)ボタンが、本体に独立して付いているかも確認すると良いでしょう。操作が簡単なモデルを選ぶことで、オンラインでのコミュニケーションがよりスムーズになります。
ポイント2:装着感と重量|長時間使うなら軽さが正義!
一日中身につけていたい、と思うような使い方を想定しているなら、装着感と重量は音質と同じくらい重要です。どんなに高機能でも、着けていて疲れるようでは意味がありません。
ウェアラブルスピーカーの重量は、100gを切るような軽量なものから、300gを超えるような重厚なものまで様々です。一般的に、軽量なモデルは長時間の使用でも疲れにくいですが、スピーカーユニットが小さくなるため音質の面では少し不利になる傾向があります。逆に、重量のあるモデルは高音質なものが多いですが、人によっては肩こりの原因になる可能性も。こればっかりはトレードオフの関係にあるので、自分がどれくらいの時間、連続して使いたいかを考えてバランスの良いものを選ぶのがおすすめです。
また、首や肌に直接触れる部分の素材もチェックポイント。肌触りの良いシリコン素材や、汗をかいても蒸れにくいファブリック素材など、様々なものが使われています。自分の肌に合うか、アレルギーの心配はないかなども考慮すると、より快適に使えるでしょう。
ポイント3:接続方法|ワイヤレスか有線か
現在販売されているウェアラブルスピーカーのほとんどは、Bluetoothによるワイヤレス接続が主流です。ケーブルがないので取り回しが楽で、スマートフォンやタブレット、パソコンなど様々な機器と簡単に接続できます。Bluetoothのバージョンも確認しておくと良いでしょう。バージョンが新しいほど、通信が安定しやすく、省電力であるなどのメリットがあります。(例:Bluetooth 5.0, 5.2, 5.3など)
数は少ないですが、有線接続に対応しているモデルもあります。有線接続のメリットは、音の遅延がまったくないことと、充電を気にせずに使えること。また、Bluetooth機能がない古いテレビやオーディオプレイヤーにも直接繋げられる利点があります。ゲームなど、ほんのわずかな遅延も許されないような使い方をしたい場合には、有線接続も選択肢に入ってくるかもしれません。
ポイント4:バッテリー性能|連続再生時間と充電方法
ワイヤレスで使う以上、バッテリー性能は死活問題です。カタログなどに記載されている連続再生時間を必ず確認しましょう。この時間は、通勤・通学中だけ使えれば良いのか、一日中BGMとして流しておきたいのかなど、自分の使い方に合わせて選びます。一般的には10時間以上再生できれば十分ですが、中には20時間を超えるスタミナを持つモデルもあります。
充電時間も意外と重要です。寝る前に充電し忘れても、朝の支度の間にさっと充電できる「急速充電」に対応していると、いざという時に便利です。
そして、見落としがちなのが充電ポートの種類。最近はスマートフォンなどでも主流の「USB Type-C」だと、ケーブルを一本化できて非常に便利です。まだ採用例の多い「micro USB」の場合は、充電ケーブルを別に用意する必要があるかもしれません。
ポイント5:防水性能|使うシーンを想定しよう
ウェアラブルスピーカーをどんな場所で使いたいですか?もしキッチンで料理をしながら使ったり、屋外でのスポーツやアウトドアで使ったりする可能性があるなら、防水性能は必須のチェック項目です。
防水性能は「IPX」という等級で示されます。「IPX4」なら「あらゆる方向からの飛沫(しぶき)に耐えられる」レベルで、いわゆる生活防水に相当します。小雨や汗程度なら問題ありません。キッチン周りや、軽い運動で使うなら、IPX4以上を目安にすると安心です。「IPX7」ともなると、「一時的に水中に沈めても大丈夫」なレベルなので、お風呂で使いたい(ただし、石鹸水や熱湯は故障の原因になるので注意が必要です)という方は、より高い防水性能を持つモデルを探すと良いでしょう。
以下の表に、IPX等級の目安をまとめました。
| 等級 | 保護の程度 | 利用シーンの目安 |
| IPX4 | あらゆる方向からの飛沫に対する保護 | 小雨、汗、キッチンでの水はね |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流水に対する保護 | シャワー、アウトドアでの急な雨 |
| IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水に対する保護 | より激しい水しぶきがかかる環境 |
| IPX7 | 一時的に一定水圧の条件で水没しても内部に浸水しない | お風呂、プールサイド(長時間の水没はNG) |
ポイント6:操作性|直感的に使えるかが大事
音楽の再生・停止、音量調整、曲送り・曲戻しなど、基本的な操作がストレスなくできるかは、日々の使い心地を大きく左右します。操作方法は、大きく分けて物理ボタン式とタッチセンサー式があります。
物理ボタン式は、カチッとしたクリック感があり、手元を見なくてもボタンの位置が分かりやすく、誤操作が少ないのがメリットです。一方、タッチセンサー式は、見た目がスマートで、軽いタッチで操作できるのが魅力です。
どちらが良いかは好みによりますが、ボタンの配置や大きさ、操作に対する反応の良さなどを、もし可能であれば実際に触って確かめてみるのが一番です。また、SiriやGoogleアシスタントといった音声アシスタントを呼び出せる機能があると、スマートフォンを取り出さずに天気予報を確認したり、メッセージを送ったりできて非常に便利です。
ポイント7:追加機能|あると便利な機能たち
基本的な機能に加えて、あると便利な追加機能もチェックしておきましょう。
- マルチポイント接続:これは、2台の機器(例えば、個人のスマートフォンと会社のPC)に同時にBluetooth接続できる機能です。PCで音楽を聴いている最中に、スマートフォンに着信があれば、自動で通話に切り替わるといったことが可能になり、テレワークなどで非常に重宝します。
- 専用アプリ:メーカーが提供する専用スマートフォンアプリを使うと、イコライザー機能で音質を自分好みに調整したり、サラウンド効果の強弱を変えたり、本体のソフトウェアをアップデートしたりできます。より細かくカスタマイズしたい方には嬉しい機能です。
- テレビ用の送信機(トランスミッター):テレビの音をウェアラブルスピーカーで聴きたい場合、テレビ自体にBluetooth機能がなくても、付属の送信機をテレビのイヤホンジャックや光デジタル端子に接続するだけで、簡単にワイヤレス化できるモデルもあります。特に、低遅延技術に対応した専用送信機が付属していると、映像と音のズレを気にすることなく、快適にテレビを楽しめます。
ポイント8:音漏れへの配慮|周囲への気遣いも忘れずに
ウェアラブルスピーカーの最大の懸念点とも言えるのが「音漏れ」です。冒頭で説明したように、指向性技術によって音漏れはかなり抑制されていますが、ゼロではありません。特に、静かな場所で大音量で使うと、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
音漏れの少なさを重視するなら、スピーカーの音が内側を向くように設計されているか、音漏れ抑制に関する独自の技術をアピールしているか、などをチェックすると良いでしょう。とはいえ、こればかりは実際に試してみないと分からない部分も大きいです。
大切なのは、TPOをわきまえること。電車の中や図書館、静かなカフェなど、公共の場での使用は避けるのがマナーです。自宅やオフィス、屋外など、使うシーンとボリュームを適切にコントロールすれば、音漏れは大きな問題にはならないでしょう。
ポイント9:デザインとカラー|ファッションとしての側面
最後のポイントは、やはりデザインとカラーです。機能性がいくら良くても、自分の気に入らないデザインのものを毎日身につけたいとは思わないですよね。
ブラックやホワイトといった定番カラーだけでなく、ネイビー、グレー、レッドなど、様々なカラーバリエーションが用意されています。自分の服装や、持っている小物とのコーディネートを考えて選ぶのも楽しい時間です。素材感も、光沢のあるプラスチック素材から、マットな質感のもの、温かみのあるファブリック素材まで多種多様。ぜひ、機能性だけでなく、見た目も「これだ!」と思える一台を探してみてください。
こんな使い方があったんだ!シーン別活用術
ウェアラブルスピーカーの選び方がわかったところで、次は具体的な活用シーンを見ていきましょう。「こんな使い方もあるんだ!」という発見が、あなたの生活をさらに豊かにしてくれるかもしれません。
【インドア編】おうち時間がもっと豊かになる
家事(料理・洗濯・掃除)をしながら
これは最もイメージしやすい活用法かもしれません。単調になりがちな家事の時間も、好きな音楽やポッドキャスト、ラジオを聴きながらなら、あっという間に過ぎてしまいます。耳を塞がないので、料理中の「ジュージュー」という音で焼き加減を確認したり、洗濯機や食洗機の終了音を聞き逃したりすることもありません。 小さな子供がいるご家庭なら、子供の様子に気を配りながら、自分の時間も確保できるというメリットがあります。
テレワーク・オンライン会議で
今や定番となったテレワーク。長時間のオンライン会議でヘッドセットをつけっぱなしにして、耳が痛くなったり疲れたりしていませんか?ウェアラブルスピーカーなら、その悩みから解放されます。自分の声がこもらず自然に聞こえるので、会話もスムーズ。 会議が終わった後、そのままBGMを流して仕事モードに切り替える、なんてこともシームレスにできます。
映画鑑賞・ゲームプレイで
ホームシアターシステムを導入するのは大変ですが、ウェアラブルスピーカーなら手軽に迫力のサラウンド音響が楽しめます。特に振動機能付きのモデルなら、アクションシーンの爆発音や重低音が体に直接響き、臨場感は格別。 夜中に大音量で映画やゲームを楽しんでも、ヘッドホンのように完全に外部から遮断されるわけではないので、家族からの呼びかけにも気づけますし、近所迷惑になる心配も少ないでしょう。
家族とのコミュニケーション
リビングで、お父さんはニュースの音声を、お母さんは好きなドラマの音声を、子供はゲームの音声を、それぞれウェアラブルスピーカーで楽しむ。そんな未来的な光景も可能になります。同じ空間にいながら、お互いの音を邪魔することなく、かつ会話もできる。 新しい家族のコミュニケーションの形が生まれるかもしれません。
【アウトドア編】外での楽しみ方が広がる
ウォーキング・ジョギング中に
健康のためのウォーキングやジョギング。音楽を聴きながらだとモチベーションも上がりますよね。でも、イヤホンだと周囲の音が聞こえず、危険を感じることも。ウェアラブルスピーカーなら、音楽を楽しみながらも、後ろから来る自転車のベルの音や、車の走行音などをしっかり認識できます。 安全に配慮しながら、気持ちよく体を動かせます。
サイクリング・ツーリングで
自転車に乗りながらのイヤホン使用は、多くの自治体で禁止または危険とされています。しかし、ウェアラブルスピーカーなら耳を塞がないため、条例に抵触しない場合が多いです(※お住まいの地域の条例を必ずご確認ください)。スマートフォンのナビアプリと連携させれば、画面を見なくても音声で道案内が聞けるので、安全運転に集中できます。 ヘルメットと干渉しにくいのも嬉しいポイントです。
キャンプ・BBQで
大自然の中で、仲間との会話を楽しみつつ、お気に入りのBGMを流す。そんな素敵な時間をウェアラブルスピーカーが演出してくれます。ポータブルスピーカーのように広範囲に音を響かせるわけではないので、周りのキャンパーに迷惑をかける心配も少ないでしょう。 鳥のさえずりや川のせせらぎといった、自然の音もちゃんと聞こえるので、アウトドアの雰囲気を損なうこともありません。
釣りなどの趣味の時間に
一人で静かに没頭したい釣りの時間。でも、無音だと少し寂しい。そんな時、ウェアラブルスピーカーでごく小さな音で音楽やラジオを流せば、最高のBGMになります。魚がヒットした時の竿のしなりやリールの音を邪魔することなく、自分だけの心地よい空間を作り出せます。
購入前に解決!ウェアラブルスピーカーのよくある質問
ここまで読んで、かなり興味が湧いてきたのではないでしょうか。最後に、購入を検討する際によく浮かぶ疑問について、Q&A形式でお答えします!
Q1. 音漏れは本当にしないの?
A. まったくしないわけではありませんが、多くの製品でかなり抑制されています。指向性スピーカーという、音を特定の方向へ集中させる技術により、装着している本人にはしっかり聞こえ、少し離れた人にはほとんど聞こえない、という状態を作り出しています。ただし、これは音量によります。静まり返った図書館や電車内で大音量で使えば、さすがに周りに聞こえてしまいます。オフィスやリビング、屋外など、ある程度の生活音がある場所で適切な音量で使う分には、ほとんど気にせず使えると考えて良いでしょう。
Q2. 音質はヘッドホンと比べてどう?
A. それぞれに良さがあり、一概にどちらが優れているとは言えません。音を物理的に密閉する高級ヘッドホンと比べると、解像度の高さや低音の深さといった点では、及ばない部分があるかもしれません。しかし、ウェアラブルスピーカーには、耳元で音が立体的に広がり、体で振動を感じられるという、ヘッドホンにはない独特の臨場感があります。特に映画やゲームとの相性は抜群です。音楽鑑賞においても、まるでライブ会場にいるかのような、開放的で自然な音の広がりを好む方も多くいます。これは優劣ではなく、音の楽しみ方の「種類」の違いと捉えるのが良いでしょう。
Q3. 長時間つけていると肩がこらない?
A. 軽量なモデルが多く、人体工学に基づいた設計で疲れにくい工夫がされています。多くの製品は200g前後、軽いものだと100gを切るモデルもあります。これは、一般的なスマートフォンよりも軽いくらいの重さです。首や肩のラインに沿うようにデザインされており、重量が分散されるため、実際の重さよりも軽く感じられることが多いです。ただし、重量や形状には様々な種類がありますので、心配な方は、より軽量なモデルを選んだり、可能であれば家電量販店などで試着してみたりすることをおすすめします。
Q4. テレビに接続して使える?
A. はい、多くの方法で接続可能です。お使いのテレビにBluetooth機能が内蔵されていれば、直接ペアリングして使えます。もしテレビにBluetooth機能がなくても、心配ありません。別売りの「Bluetoothトランスミッター(送信機)」という機器を使えば、どんなテレビでもワイヤレス化できます。トランスミッターをテレビのイヤホンジャックや光デジタル出力端子に差し込むだけで、テレビの音をウェアラブルスピーカーに飛ばすことができます。製品によっては、このトランスミッターが初めからセットになっているものもあります。
Q5. メガネやマスクと干渉しない?
A. ほとんどの場合、干渉しません。ご紹介した「ネックバンド型」や「ショルダーストラップ型」は、首や肩に装着するため、顔周りにつけるメガネやマスクとは干渉する部分がありません。ヘッドホンのように、メガネのつるの上からイヤーカップを押し付けるようなこともないので、メガネユーザーの方でも快適に使えるでしょう。ただし、例外として「メガネ型(オーディオグラス)」を選ぶ場合は、当然ながらメガネとしてのフィット感が重要になります。
まとめ:ウェアラブルスピーカーであなただけの音響体験を
いかがでしたでしょうか?ウェアラブルスピーカーが、単なる「変わったスピーカー」ではなく、私たちのライフスタイルをより豊かで、より快適なものに変えてくれる可能性を秘めた、非常に魅力的なデバイスだということを感じていただけたなら幸いです。
耳を塞がない開放感、自分だけのパーソナルな音響空間、そして体で感じる迫力のサウンド。これらは、従来のイヤホンやヘッドホンでは得られなかった、まったく新しい音の体験です。家事をしながら、仕事をしながら、運動をしながら、あるいはじっくりと映像コンテンツに没入しながら…その使い方は無限大です。
この記事では、あえて特定の商品名やランキングは一切掲載しませんでした。なぜなら、一番大切なのは、流行りや人気に流されるのではなく、あなた自身のライフスタイルや「どんな風に音を楽しみたいか」という目的に合わせて、じっくりと考えることだからです。
今回ご紹介した「選び方の9つのポイント」を参考に、ぜひ、あなたにとって最高のパートナーとなる一台(の考え方)を見つけて、新しい音の世界への扉を開いてみてくださいね!


